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FlyingHigh1986

Author:FlyingHigh1986
"Again, you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something"

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2013.04
18
Category : film
メジャーリーグの古い伝統を持つオークランド・アスレチックスは、
かつての隆盛も虚しく、弱小チームとして90年代を送っていた。。

貧乏球団であるため、年俸の高い選手を雇うことができず、
チームの低迷は永遠かと思われ、ワールド・チャンピオンの夢は遥かに遠かった。

このチームのゼネラル・マネージャー(GM)ビリー・ビーンは、
メジャーリーグ選手から若くしてチームのフロントに転身した珍しいキャリアを持つ。

荒々しく暴力的な性格の彼は、フロント陣の無能ぶりに憤りを感じ、
自分の思い通りに、強引にチームマネジメントを推し進めようとするものの、
万年弱小チームを不死鳥の如く蘇らせる妙案は浮かばなかった…。


そんな中、野球経験はないがデータ分析が得意な球界の異端児ピーター・ブランドと出会い、
風向きが変わり始める。

ビリーは後に“マネーボール理論”と呼ばれる、“低予算でいかに強いチームを作り上げるか”
という独自理論をピーターと共に実践し、チームの再構築に挑みはじめる。

球界の伝統を重んじる古株のスカウトマンだけでなく、
選手や監督らの反発を生み、チーム状況がますます悪化していく中で、

それでも強引に独自のマネジメントを進めてゆくその揺るぎない信念は、
徐々にアスレチックスに勝利をもたらし、やがて奇跡が訪れる……。


img_279465_43589816_0.jpg

かなり久方ぶりですが、映画の話を。



野球において選手データを統計学的見地から客観的に分析し、
選手の評価や戦略を考える分析手法セイバーメトリクス。

それ用いて評価すると「実は」優秀なのだが、
実際はその評価が見誤れている低年俸の選手を買い集め、
徹底して出塁率の高い「確率」を信頼する戦術を採用することで、

低予算の弱小チームに奇跡的なメジャー新記録20連勝、
そしてワールド・シリーズへの進出を導いた伝説的GMビリー・ビーンの物語。


選手を溜めてホームラン。
ノーアウト一塁から送りバント。

等の昔から重んじられてきた伝統を踏みにじった方針を掲げることで、
周囲から猛反発を受けることになっても、

自分が信じた信念を貫き通し、
いつしかその信念が新しいセオリーになるほどまでに評価されるに至る、感動的な実話です。


「なぜビリー・ビーンがセイバーメトリクスに絶大な信頼を置くことができたのか」。
その確固たる根拠が映画の中ではあまりよくわからないのですが、

おそらくそれは、ビリー自身も信じるに至るまでの確固たる自信があったわけではなく、
八方塞がりの暗闇の中でやっと見つけた光陰に、藁にもすがる気持ちで、
「これに賭けてみよう」と思ったのが、実際の本音だったのではないかと思います。


自分が、「よし、これが最後だ。もしこれがダメだったらもうおしまいだ」、
という境地に立たされてから、自分の信じることにした信念を、
あそこまで強固に信じて立ち向かっていけるというのは、本当に凄いなぁと、

映画そのものがどうこうより、
ただただ「ビリー・ビーンすげえ」と感心してしまう映画です。


サッカー界ではコーチ(監督)が選手獲得等のチームマネジメントに関与することが多いですが、
平均2年で監督の「首の挿げ替え」が起きるサッカー界では、監督は短期間で結果を出すために、
「チームの将来」を考えることなく、短期的視点でのチームマネジメントを行いがちで、

ともすれば監督が変わった途端に、チームコンセプト・方針の大幅な変更、
選手の無駄な獲得・放出、それらに伴う莫大な費用負担という、
会社としての破綻が生じやすいんですよね。

サッカー界でコーチが長期的視点を持ってチームをマネジメントすることが認められ、
またそれを奇跡的に実践することができているのは、
もちろんマンチェスター・ユナイテッドの老将サー・アレックス・ファーガソン、
そしてアーセナルのアーセン・ベンゲル、この二人くらいなわけです。


欧州に金融危機の広がる昨今、
選手獲得に支払うことのできる資金額に新たな規制が設けられることもあって、
チームの経営を健全に保つことがこれまで以上に重要な課題となってくることを考えると、

チームの長期的プランを考えたチームマネジメントを託せる、
監督とは切り離された存在を据えることを考え始めるチームは多いのではないでしょうか。


当然そうした場合に、監督の希望する選手が獲得されず、
監督にとって理想となるようなチーム作りが出来なくなるというジレンマが生じ、
逆にチームがうまく機能しない、等の可能性もあったり…。


こうやって考えるとすごく難しいですが、考え出すと本当面白いですよね。
自分がチームオーナー(経営者)だったらGMを置くか、置かないか。

うーん、実に悩ましい。

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